工学教育74巻1号発刊いたしました.
工学教育74巻第1号がJ-STAGEで発刊されました.
特集「Generative AI(生成AI)による教育革新と未来の学びを支える新技術」
http://www.jstage.jst.go.jp/browse/jsee/-char/ja/
発行後12ヶ月以内の論文・論説等の閲覧については日工教の個人正会員,団体会員代表に限定しています。
会員向け情報ページにて,それぞれの号でまとまったPDFデータを提供しています.
-発刊のご案内-
あけましておめでとうございます. 今月号(Vol. 74, No. 1)の特集は「Generative AI(生成AI)による教育革新と未来の学びを支える新技術」です.
昨今の生成AI技術の進展は目覚ましく,2024年のノーベル賞受賞に見られるように,様々な学術分野でその活用が急速に広がっています.生成AIの登場から一定の期間を経たことで,教育現場では初期の試行錯誤を超え,具体的な活用事例や確かな教育効果の実証が蓄積されつつあります.本特集では,教育現場への浸透が進み,知見が深まった「今」だからこそ提示できる,充実した内容を取り揃えました.本特集では,公募により集まった貴重な知見を,以下の「3つの視点」で整理・構成いたしました.
- 総説と展望 AIが「解」を提示する時代における人間の役割や教育の未来像について議論します.
対談:「生成AIは工学教育をどう変えるか?」武蔵野大学・武藤氏を迎え,「未来を構想する問い」の価値について本質的な議論を展開します.
解説:生成AIを学びの「副操縦士」と位置づけるリテラシー教育や政策 動向について詳説します.(東京大学・吉田氏).
- カリキュラムと人材育成 AI時代に即した教育プログラムの再構築事例を紹介します.
初年次教育:最新ニュース記事を用いた文理横断的な「統合知」の涵養(埼玉大学).
産学連携PBL:メタバースやアバターを活用した,地域課題解決型人材の育成(久留米工業大学).
- 授業・研修実践 座学から実験・実習,さらには企業研修まで,現場での具体的な導入事例を多数掲載します.
探究・研究指導:SDGs視点の学科横断型授業や,学生アスリートの意欲向上への活用(日本大学),探究型授業設計(一関高専).
実験・実習・情報教育:博士前期課程における共通情報教育(東京工芸大学)や,ブレッドボード回路実装実験(旭川高専),溶接技能支援など,AIが具体的技能の習得にどう寄与するかを実証した論文・事例を収録.
企業内教育・リスキリング:学校教育の枠を超え,複数企業の技術者を集めたAI研修についても掲載されました.AI教育法についての論文ですが,生成AIを活用した教育への転換を示唆する内容が含まれています.
工教言には岩附日工教会長から「2026年新年のご挨拶」を頂きました. また,今号から新たに「速報」を新設し,第1弾として「キーボード入力によるノートテイキングにおけるタイピング熟練度の影響」を掲載しています.
教育現場から産業界まで,AI活用の「現在地」と「未来」を網羅した本特集が,皆様の実践の一助となれば幸いです.
(編集担当 大江信宏,藤田紀勝)
お知らせ | 2026/01/20