日本工学教育協会とは

持続可能社会や循環型社会の構築という人類共通の使命のもとに、いままでの工学・技術の考え方に変革が求められています。また我が国における社会的経済的課題を背景に、工学教育にも少子化対応やグローバル化など多くの難問が投げかけられています。一方、我が国には21世紀もイノベーションを牽引し科学技術立国として生きていく途しか残されておらず、工学教育への切実な期待を感ぜざるを得ません。
このような認識に立脚し、創造する喜びを伴う活力に満ちた工学教育の進展をめざし、日本工学教育協会(日工教と略称)は、公益社団法人として産・学・官の間に立って一連の公益事業を力強く展開しています。

協会のあゆみ

協会の歴史のフロー図

事業活動

JSEEの事業活動

 

1.「工学教育」誌の刊行

昭和28年に「工業教育」第1巻第1号を発行、現在「工学教育」と改名し年6回刊行しています。工学教育研究論文、論説、報告、先端技術紹介、日工教ニュース、内外工学教育関連ニュース、会員の声などを編集・出版委員会が査読・校閲の上掲載しています。創刊号からJ-STAGE で公開されています。

2.年次大会・研究講演会の開催

毎年地区工学教育協会との共催により、特別講演、工学教育関連調査研究成果の発表、国際セッション、パネル討議等の研究集会、研究論文・事例報告発表を開催しています。論文は第2回からJ-STAGEとCiniiで公開されています。

3.調査研究の推進

当協会の事業の一つとして創立以来、工学教育上の諸問題の中から、適切なテーマを選び、委員会組織による調査研究活動を継続しています。

4.情報の提供

大学等工学教育関連の課題に関する情報、産業界に役立つ技術者教育関連資料など、広報委員会が担当しホームページ、ニューズレターによる会員満足度向上に向けた情報サービスを行っています。
また、こちらから技術者倫理映像教材貸出も行っております。

5.工学系専門教育プログラムの審査

「国際的に通じる技術者育成」の一環として高等教育機関の理工学専門プログラムを審査。平成13年度からJABEEによりプログラム認定が開始され、当協会も「工学(融合複合・新領域)関連分野」審査担当学協会として幅広い活動を続けています。

6.学協会連合活動の推進

平成元年より22の工学系主要学協会と共同運営方式で、連合講演会を主催し、工学教育の諸課題について講演・討論会を行ってきました。平成26年度以降は、参加学協会が共通的に抱える課題に柔軟に対応するために「工学教育調査研究連合委員会」を設置し、今後の成果報告を目指して活動しています。

7.国際交流の推進

創立以来、海外工学教育関連団体との交流に努めています。現在、米国や韓国の工学教育協会(ASEE、KSEE)、東南アジア・東アジア・太平洋地区工学教育協会(AEESEAP)、欧州工学教育協会(SEFI)などの大会にも参加し、情報交流をしています。これらを包括する国際工学教育協会(IFEES)の一員でもあります。平成24年1月より3年間、上記AEESEAPの会長国として、日工教が事務局業務を担当しました。

8.工学教育賞(文部科学大臣賞)の顕彰

広く日本全国の工学系高等教育機関において、先導的、革新的試みによって工学教育の発展に多大の刺激と貢献を与えた波及性に富んだ業績に対して工学教育賞を贈呈しています。特に優れた業績に対しては、文部科学大臣賞の交付申請を行っています。平成24年度からは、日本工学教育協会賞を統合し、事業の拡充をはかっています。